めまい
良性発作性頭位めまい症
耳の奥には体のバランスをとる半規管があり、その中にある耳石という石が傾くことにより体の位置を感じることができます。その耳石が何らかの理由でずれることにより眩暈が起こるのがこの病気です。
下を向いたり、上を向いたときにめまいが起こり、長時間デスクワークをしている方、長時間、寝転がってテレビを見ていたり、スマホをいじっている方など、普段からずっと同じ姿勢をしている人に多い病気です。
めまい自体は短時間で終わることが多く、一般的に薬は必要ありません。普段から同じ姿勢をとり続けず、頭を動かすことが大事です。
メニエール病
耳の奥の内耳にリンパ液がたまり、正常に働かなくなり、激しいめまいや吐き気、耳鳴り、難聴を認める病気です。
多くなったリンパ液を体の外に出すために、利尿薬で様子を見ることが多いのですが、そもそもの原因がストレスなど、個人の行動特性に強い関係があることがわかっているので、そちらを解決することが大事です。
前庭神経炎
体のバランスをとっている半規管と脳をつなぐ前庭神経が何らかの原因で炎症を起こすことにより、半規管の働きが落ち、左右のバランスを崩してめまいを起こしてしまう病気です。
治療はまずは安静が大切であり、めまい止め、神経改善薬、循環改善薬などを使用して治療を行います。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠中に何度も、一時的に呼吸が止まる病気です。多くの人がいびきをかき、また日中に強い眠気を感じます。
この病気の怖い所は呼吸が止まることにより、血液中の酸素濃度が減り、それにより心臓に負荷がかかり、将来的に心筋梗塞や脳梗塞など、生命に係わる合併症が起こりやすくなることです。
診断は身体にセンサーをつけて、血液中の酸素濃度が低下する回数を調べる簡易検査から始めます。
簡易検査で1時間当たりの無呼吸の回数が40回以上の場合、CPAPという鼻から空気を送り込むことにより、空気の通り道を広げてあげる治療をすることになります。また、簡易検査で1時間当たりの無呼吸の回数が40回以上でなくても、その後の精密検査(PSG検査)で1時間当たりの無呼吸の回数が20回以上であればCPAP治療の適応になります。なお、治療法はCPAP以外にも減量、マウスピース、側臥位枕の使用、手術などがあります。
当院では自宅にいながら簡易検査、PSG検査まででき、その結果により、CPAPの導入も可能です。